N4680シリーズ：コンパクトなデコード実装2Dスキャンエンジン

N4680シリーズは、デコード機能を搭載したコンパクトなハネウェルの次世代2Dスキャンエンジンです。TTLシリアルまたはUSBバージョンがあり、どちらも業界標準の12ピンZIFコネクタを備えています。N4680シリーズのスキャンエンジンは、先行機種であるN3680シリーズを使用しているお客さまが簡単に移行できるように、旧モデルと同じサイズで、同じ取り付け穴と電気ピン配列を用いているため、ドロップイン交換が可能です。N4680シリーズは、Gen5 5x00およびEAxxプラットフォームをご利用の従来のお客さまに対し、コンパクトな一体型パッケージで、より優れた性能を実現するためのアップグレードパスを提供します。

N4680シリーズのスキャンエンジンは、最大120fpsの速度での画像キャプチャにより、6m/s秒に達する極めて高いモーション レランス実現します。パワフルなプロセッサにより、2.5倍の読み取り速を実現。ハネウェルの最新デコーダプラットフォームにより、1次元、2次元、光学文字認識（OCR）など、さまざまなシンボル体系をサポートします。また、印刷品質の悪いバーコードや画面上のバーコードの読み取りをサポートする高度な機能も備えています。これらの特性により、N4680シリーズのスキャンエンジンは、ペーパーレスの非接触での用途が増えている昨今のニーズに合ったソリューションです。

N4680シリーズは、標準的なシリアルTTLまたはUSBインターフェースを使用して簡単に統合することができ、コンパクトなフォームファクタ、または追加のケーブルやデコーダといった、デコーダボードを扱う際の設計上の問題も発生しません。N4680シリーズは、多くのハンディ端末と同様に大量のスキャニングに対応できるスキャンエンジンをお探しの場合でも、スペースが限られているデバイスの設計に適したコンパクトなサイズが必要な場合でも、モバイルおよび据え置き型どちらにも対応できるソリューションを提供します。

特長と利点

• N3680シリーズと同様の電気的および機械的互換性を備えながら、より優れたモーショントレランスを実現しているため、より大量のスキャニングが可能となります。
• 完全に統合された一体型スキャンエンジンのため、追加のデコーダボードやホストデコーダのプログラミングは不要です。N4680シリーズでは、デバイスに統合する際に別途CPUやOSを必要としません。
• グローバルシャッターの採用したことで、ローリングシャッターの0.1m/秒に対し、6m/秒という驚くべきモーショントレランスを実現しました。
• OCRやTotalFreedom™といったバーコード以外の機能もサポートしており、ソフトウェアプラグインを開発するためのオープンシステムアーキテクチャを提供するための、にハネウェルのEasyDL™のような付加価値のあるカスタム機能を実装することができます。
• 広い動作温度範囲により、アプリケーションの柔軟性が向上します。